西洋の入れ歯の材料は?

西洋の入れ歯の材料は?

17~18世紀の西洋の入れ歯は、象牙、セイウチ、カバの歯、動物の骨などを彫刻して作りました。入れ歯づくりは、象牙職人、金銀細工師、歯抜き師(クワック)たちでした。1790年頃、フランスで陶材を焼いて入れ歯を作る発明がありました。ウエッジウッド社などは、1804年までに1万2000個の陶材入れ歯を作りました。陶製の入れ歯は、焼き上げる時に変形してあごに合わないため、食事の時には外しました。陶製の入れ歯の後方部には、上下を接続するスプリングにより、入れ歯を跳ね上げて落ちないようにしてありました。
上流階級の夫人達は、陶製の入れ歯を舞踏会で踊る時、口元を整えるために入れていたそうです。

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19世紀の陶製の入れ歯

所在地

横浜市中区住吉町 6-68
神奈川県歯科保健総合センター(神奈川県歯科医師会館) 7 階
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