Burlingham の新聞広告
幕末に開業した横浜居留地の外国人歯科医師の治療とは?
幕末に来日した外国人歯科医は、どのような歯科治療を行っていたのでしょうか。それは、居留地で発行されていた英字新聞の広告で知る事ができます。イーストレーキの来日から一年後、慶応2年(1866年)に開業したレスノーは、日本語の海外新聞に、“せともの(陶製)の歯を使い、色は天然の歯に劣らない。金(床)で入れ歯を作る”と宣伝していました。1866年に開業したバーリンガムは、英字新聞に“ゴム床義歯に金属のクラスプ(バネ)、むし歯に金箔や銀(アマルガムか)、無痛抜歯(笑気麻酔)、歯痛の治療”と広告にあります。幕末に横浜に来日したアメリカ人歯科医師は、当時アメリカで開発されていた最新の歯科技術と材料で治療をしていました。