むし歯のむし歯菌のお話

今日は、むし歯菌のお話をしましょう。
むし歯菌の名前は、ミュータンス菌。
ミュータンス菌は、赤ちゃんのおロからパパのおロ、ママのおロの中に住んでいます。

マーちゃんは言いました。
「どうして、ミュータンス菌は、おロの中がいいのかなあ」
「それは、おロの中はいつも暖かくて、いつもおいしいごちそうが入ってきて、いつも甘いお菓子が入ってくるので、どこにも行きたくないんだ」

マーちゃんは、大きなお目目で
「うーん、そうなの。」
この、ミュータンス菌は、歯が全部無くなるといなくなります。
「え、ほんとう。でも歯が無いと何にも食べられなくなってしまい大変だよね」
ねーママ、ママ
歯が無くなっちゃいやだよういやだ、いやだ。
そうです。マーちゃんも、パパも、ママも、歯が無くなると、何にも食べられなくなってしまうので、毎日歯をみがいておリます。
さて、ミュータンス菌について、もう少しお話しましよう。
ミュータンス菌は、甘いお菓子の中のお砂糖が大好きです。おロの中にお砂糖が入ってくると、ミュータンス菌は、たちまちネバネパしたムチムチムタンをつくっていきます。そして、あっというまに大きな塊になります。

このネパネバしたムチムチムタンは、歯にべっとりついて離れません。手と手をつなぎ鎖のようになって歯にこびりつく悪いやつです。

そして、ブクブクうがいをしても落ちないやっかいなものです。
又、このネバネバしたムチムチムタンの中に酸ができて、この酸がむし歯をつくるのです。

マーちゃんは、お話を聞いているうちどうしたらネバネバしたムチムチムタンをやっつけられるか、ママに聞きました。

ママは言いました
このネバネパしたムチムチムタンをやっつけるには、ハブラシでシャカシャカ、シャカシャカ、歯みがきするのが一番です。
1つの歯を10回みがきましょう。

シャカシャカ、シュッ、シュツ、シャカシャカ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、

よい子の皆さん、むし歯菌がつくる悪いやつ、ネバネバしたムチムチムタンをやっつけましょう。

一つ 食べたら歯をみがきます。
二つ ミュータンス菌の大好きな甘いお菓子はだらだら食
べるのはやめましょう。三つ おやつは、きまった時間に食べます。
四つ 歯を強く酸にまけないように、歯医者さんでフッソを塗ってもらいましょう。
五つ ミュータンス菌とパイバイしましょう。

むし歯のむし歯菌のお話

文・あびる のぶこ/絵・てらだ のぼる