インフルエンザとお口の関係~毎日のお口のケアの重要性について~(健康!歯ッピーライフ)
- 2021/11/09
- 歯とお口の基礎知識
12月9日(月)放送のテレビ神奈川「猫のひたいほどワイド」内、「健康!歯っピーライフ」のコーナーの紹介です。
このコーナーは、歯やお口の健康に関する情報をMC久保田悠来さんと神奈川県歯科医師会広報川原委員が伝える月に1回のコーナーです。
12月のテーマは「インフルエンザとお口の関係。毎日のお口のケアの重要性について!」でした。
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが引き起こす感染症です。高熱、頭痛、関節痛などの症状が急速に現れます。子供や高齢者では、肺炎を引き起こす等、重症化する場合があります。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗い、湿度の保持、休養と適切な栄養接種、人混みを避けることなどがあります。最近では、インフルエンザの予防として、口腔ケアが注目されています。
インフルエンザウイルス表面のヘマグルチニンとノイラミニダーゼという酵素が宿主(ヒト)の細胞内に侵入、増殖することを可能にします。ヘマグルチニンとノイラミニダーゼという酵素は、口の中の常在菌にも存在します。口の中の細菌はインフルエンザウイルスの感染をサポートします。お口の中の細菌の塊である歯垢を取り除くことで、インフルエンザの予防となります。
要介護高齢者に対して専門的な口腔ケアをすることで、インフルエンザの発症を減少させたという報告もあります。 インフルエンザの予防のためにもお口の中を健康に保ちましょう。