「歯周病予防」のための歯ブラシの選び方

歯を喪失する原因の第１位である歯周病ですが、痛みもなく進行するため、気付いた時には病状はかなり進行していることも少なくありません。また成人の８０％が歯周病に罹患していると言われていますので、ほとんどの方が歯周病の対策をすべきと言えます。 歯周病対策のための歯磨きの目的は、歯と歯茎の境目の溝の中に潜む細菌を除去することにあります。歯周病の方が歯ブラシを選ぶ際は、「毛先の形」が重要です。
歯周病が進行し、歯茎が下がっている方は、毛先が細くなっているタイプのものをお選びください。極細毛が歯と歯ぐきの境目に当たりやすく、細かいところまで毛先が届きます。特に歯周病が進行期にあり、歯ぐきが腫れて血が出やすい状態の方が、使用感の硬い歯ブラシをお使いになると、弱った歯ぐきを傷つけやすく、また出血により歯ブラシが億劫になり、歯を磨かない悪循環に陥ります。出血傾向の強い方は、毛先が細くて柔らかめの歯ブラシを、炎症が落ち着くまで使用していただくことをおすすめします。

1. 

   システマハブラシ コンパクト 3列スリム ふつうライオン

   超極細毛の歯周病ケアハブラシ

   • 超極細毛で、歯周ポケットの奥の汚れを歯周病プラーク*ごとかき出す
   • お口の奥の歯周ポケットまで届きやすい薄型ヘッド
   • ヘッドの横幅が狭いので、歯周ポケットにブラシを当てやすい

   システマは19年連続売上No.1**

   *歯周ポケット内の歯垢（歯周病菌を含む菌の集合体） **(株)インテージSRI ハブラシ市場 2000～2018年(1-12月計)　システマブランド合計売上金額

   • 毛先がしっかりしていて、歯周ポケットに入りやすい。
   • 毛先が細く弾力性に優れているため、歯肉のマッサージ効果が期待できる。
   • 当院でも使用している歯ブラシです。メインメンテナンス時にいいかと思われます。
   • ※歯科医師個人の印象であり、効果効能等を保証するものではありません。

2. 

   ルシェロ 歯ブラシ P-20M ピセラジーシー

   歯周病対策用の歯科用歯ブラシです。
   歯列弓に合わせたアングルオフセット形状を有するハンドルが、臼歯部にぴったりフィットします。
   「先端集中毛」の長さを3列目以降に合わせたフラット植毛にしており、軽度歯周炎や歯肉炎の方にも優しい設計となっています。また3列目以降は長い毛にテーパー毛、短い毛にラウンド毛のハイブリッド段差植毛を採用しています。テーパー毛が歯間部やポケットを、ラウンド毛が歯面を刷掃することで、効率的にプラークを除去。毛丈が短いコンパクトヘッドでも毛の段差が2.5ｍｍと大きいため、テーパー毛が歯間やポケット内に入りやすい設計となっています。

   • グリップが持ちやすく、ブラシ部分が小さくて女性、お年寄りの方でも磨きやすい。
   • 毛の柔らかさが良いと思います。歯肉が腫れている時も優しく当てられる。
   • ブラシがコンパクトなので口腔内での操作性がよく、舌側にもしっかりあてられる。１歯ずつしっかりあてられるので歯肉の改善が早くなる。毛先が柔らかく力任せに磨く癖をなおす動機付けに役立つ。
   • ※歯科医師個人の印象であり、効果効能等を保証するものではありません。

3. 

   ガム歯周プロケア デンタルブラシ #588サンスター

   歯やハグキにやさしい毛の先端が3本に分かれている独自開発の「ハグキケア毛」を使用。血流の弱ったハグキを優しくマッサージしながら、毛先が歯とハグキの境目の奥深くに入り込み、歯周プラークをしっかり取り除くことができます。
   歯科衛生士共同開発した新形状のロングネックハンドルで、磨きにくい奥歯にも無理なく届きます。

   • 歯周ポケットに入れ易い。細切りカットで多少の力が入ってしまっても痛くなく使える。
   • グリップが良い。歯と歯肉の間も磨きやすい。
   • ハンドル形状が手にフィットし、ハグキケア毛も感触が良い。
   • ※歯科医師個人の印象であり、効果効能等を保証するものではありません。

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