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会長挨拶・理念
守屋会長 挨拶
神奈川県歯科医師会会長の守屋義雄でございます。
神奈川県歯科医師会のホームページ【オーラルヘルスオンライン(OHL)】にアクセスしていただきありがとうございます。おかげさまでOHLは最新歯科医療情報・歯とお口の基礎知識・歯科に関する活動など、公益社団法人として公正な立場で迅速かつタイムリーな情報発信をし、現在では月間平均20万人の方々に閲覧していただいています。神奈川県歯科医師会は120年の歴史を持ち、歯科医療を通じて社会に貢献することを目的とし、皆様の歯と口の健康をお支えするための活動している専門職組織団体です。会員数は令和5年6月29日現在4,052名の歯科医師で構成されています。
人生100年時代を迎え「健康長寿社会の実現」は、超高齢社会において取り組んでいかなくてはならない喫緊の問題です。人生最期の日まで「自分の口でおいしく食べることができるようにすること」「いつまでも健やかに笑顔で生活できること」を目標に、会員一丸となって、皆様の歯とお口の健康をお守りしたいと考えています。健康寿命とは健康上の問題がなく日常生活を送ることができる期間のことで、平均寿命と健康寿命の差(何らかの介護が必要な期間)は、現在約10年間となっています。平均寿命=健康寿命となるよう、この差が限りなく0に近くなることが理想です。この差を縮めるためには、生活習慣病の正しい知識を持ち。日常的に正しい食生活や運動習慣、歯やお口の健康維持などに取り組む必要があると言われています。一般的に要介護状態の前兆として筋力や心身の活力が低下する全身のフレイル(虚弱)は、オーラルフレイル(口の機能の虚弱)から始まります。お口に関する”ささやかな衰え“を放置したり適切に対処しなかったりすると、お口の機能の低下や食べる機能の障害、さらには心身機能の低下にまでつながる”負の連鎖”に陥ります。しかしオーラルフレイルの段階で歯科医院において適切に対処すればオーラルフレイルや口腔機能の低下を改善することができ、ひいては全身のフレイル予防の一助になると考えます。
また最近では以前に増してお口の健康が全身に及ぼす影響について広く周知され「歯科」に対する理解が深まってきました。世界で一番たくさんの方が罹患している感染症として歯周病の存在はご存じのこととは思いますが、歯周病の病原菌が悪影響を及ぼす全身疾患として、糖尿病、認知症、脳血管障害、心筋梗塞、肺炎、低体重児出産、腎臓病、肥満など多岐にわたることが解明されてきました。歯周病に対する対応は、ご家庭での毎日のセルフケアはもちろんのこと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケア・メインテナンスを継続することが大切で、健康長寿の一番の近道だと考えます。
食べること、楽しく笑顔で友達と会話することは人生の最大の喜びの一つです。健康長寿社会の実現のために神奈川県歯科医師会は引続き活動をしてまいります。ぜひご活用頂けましたら幸いです。
理念
公益社団法人神奈川県歯科医師会は、歯科医療の専門団体として、県民との信頼関係を基軸に、安全・安心で質の高い歯科医療を提供することで、地域保健・医療・福祉の向上を図り、歯科医療を通して県民の健康寿命延伸に寄与する。
基本方針
- Ⅰ 全世代型に対応した歯科保健を提供する
- Ⅱ 県民の歯科医療を守る人材育成を図る
- Ⅲ 公益社団法人としての組織の強化を図る
公益社団法人神奈川県歯科医師会の使命と役割は、神奈川県民の全世代に安全・安心な歯科医療と福祉を提供するとともに、会員が地域で歯科保健、医療を展開し実践することにある。
本会は、歯科保健、歯科医療を通じ、神奈川県民の健康寿命の延伸を図り、健康格差を縮小できる人材の育成に努め、地域に信頼され続ける公益団体となるよう務める。
役員
- 会長 守屋義雄
- 副会長 長崎康俊
- 副会長 金子守男
- 副会長 遠藤則子
- 専務理事 今宮圭太
- 常務理事 神部哲哉
- 常務理事 山畑智也
- 常務理事 千葉容太
- 常務理事 又吉誉章
- 常務理事 高橋滋樹
- 常任理事 加藤尊巳
- 常任理事 島田優子
- 常任理事 山田晴樹
- 常任理事 田中裕三
- 常任理事 遠藤雄一郎
- 常任理事 三須邦彦
- 常任理事 山崎貴裕
- 常任理事 田上哲克
- 常務監事 鈴木駿介
- 監事 松井克之
- 監事 平沼大輔