FMヨコハマ「Lovely Day」、「ラブリー♡オーラルケア~歯っとする話~」むし歯の予防について
- 2024/12/03
- 歯とお口の基礎知識
FMヨコハマ「Lovely Day」、「ラブリー♡オーラルケア~歯っとする話~」
2024年9月11日(水)10:00-10:15に放送
この記事の目次
Qむし歯の予防はどうしたら良いでしょうか?
A.むし歯の予防方法は、大きく分けて3つです。
①むし歯菌を減らすこと②むし歯菌の活動を抑えること③歯を丈夫にすることです。
Q具体的には、どんな予防をしたらいいのですか?
A.むし歯菌を減らすことについてですが、基本は歯磨きです。この時の歯磨きの目的は歯垢を取ることです。歯垢の中には、むし歯菌を含めて、たくさんの細菌が存在します。歯垢はむし歯菌が作るネバネバの物質によって歯に付着しています。この付着力はかなり強くて、口をゆすぐ程度では取り除くことができないので、歯ブラシでこすり取る必要があります。
Q歯磨きの他のむし歯予防はありますか?
A.むし歯菌の活動を抑えるには、むし歯菌の栄養となる砂糖の摂取頻度を制限するということも重要になります。頻繁に砂糖を摂る人は、歯垢中のむし菌の活動が盛んになり、酸も多くつくられてしまいます。酸がむし歯菌によって作られても、唾液の成分により酸性を中性に戻そうとしてくれますが、砂糖が次々と入って来て酸が作られれば、唾液の働きが追いつきません。だらだらと甘いものを食べない、また砂糖入りの飲み物にも注意することが、むし歯菌の活動を抑えることとなります。
Q歯磨きだけでは、むし歯を予防しきれないと聞いたことがありますがどういう意味ですか?
A.むし歯の予防方法③の歯を丈夫にすることの話と関連があります。歯磨きでは、歯垢を100%取り除くことができないのです。奥歯の溝は、むし歯がよくできる場所ですが、歯ブラシの毛先は複雑な奥歯の溝には届ききりません。
完璧に歯垢を取り除けない場所があるのであれば、歯の質自体を強化してむし歯を予防しようというアプローチに用いるのがフッ化物です。フッ化物には、酸に抵抗性の強い歯の質に変えてくれる作用と、再石灰化を促進してくれる作用があります。
Qフッ化物で“むし歯を防ぐ” 歯医者さんでは、どんなことをしてくれるのですか?小さい子供から大人まで、年齢は関係ありますか?
A.歯科医院専用のフッ化物を歯に塗布することや、普段のセルフケアにおいてフッ化物をどう利用したら良いかなどのアドバイスを行うことができます。歯医者さんに相談してみてくださいね!