Q 子どもの歯磨きは何歳くらいまで手伝ったら良いのでしょうか。

A

子どもが一人でお風呂に入り、頭や身体を上手に洗えるようになったら、親御さまの仕上げ磨きのかわりに、きれいに磨けているか、赤い色に染めて(※)、汚れの検査をしてはいかがでしょうか。

子どもの歯磨きは何歳くらいまで手伝ったら良いのでしょうか。

汚れの落ちていない所は赤くなりますので、そこに歯ブラシの毛先があたっているかを見てあげて、手鏡を持たせてしっかり磨くよう励ましてあげましょう。

そのため6歳前後までは、親御さまの点検磨きが必要と思われます。

※赤い色に染めて:赤く染めるカラーテスターは、薬局またはスーパーで購入できます。

                   

点検磨き(仕上げ磨き)

子どもが自分で歯磨きしたあとは、必ずお母さまの点検磨きをしてきれいにしましょう。お口の中がよく見えるように子どもの後側に立ち、頭とあごを左手でそっと固定します。奥歯(段差のある6歳臼歯)、歯と歯の間、歯と歯肉の境い目など注意して歯磨きしてあげましょう。このとき、歯磨きに力を入れないように注意! そのためにもお母さまの肩から力を抜いてください。

甘いお菓子を食べすぎていませんか?

甘いお菓子を食べすぎていませんか?

お菓子を一番食べたいころで、お友だちの家に呼ばれたり、遊びに行ったりすると、あめ・チョコレートなどをいただいて食べたりします。せっかくお母さまがおやつに気をつけても、子どもはお母さまの見えないところで結構食べているのかも知れません。そして口の中はいつも甘いお菓子がべっとりついていると思います。さあ大変! 6歳臼歯はたちまちむし歯になってしまいます。どうしたら良いでしょう?

おやつについて注意

おやつ(間食)は「甘食」でなく不足しがちな栄養分を補う大切な食事(補助食)です。1~2歳ごろの乳幼児にとって、おやつは食事の一部です。一日4~5回食という考え方です。3歳を過ぎてくると一日に必要な栄養を3度の食事ではまかないきれないので、足りない栄養を補うためのおやつになります。

食事とは違った変化や楽しみをおやつに求めるようになり、おやつは子どもの情操を豊かにします。おやつだからといって欲しがるままに、甘いお菓子、ジュースその他スポーツドリンクなどを与えることは歯にとって一番危険です。あっという間にむし歯になってしまいます。

おやつは食事の一部、規則正しく食生活のリズムをくずさないように気をつけましょう。おやつは牛乳・お茶・水などとともに与えるようにしましょう。また自浄作用の高い食品を一緒にたべさせましょう。寝る前には飲んだり食べたりしない習慣をつけましょう。おやつは決めた時間に与えてください。おやつの時間まで待っていてくださいね。

歯科診療について:6歳臼歯