神奈川県歯科医師会について一枚の絵

Vol.1510

「南仏の想い出」 矢島 初子会員

 窓辺に咲く花は、外からの光と外気の透明な風の音で遮られる。ガラスごしに見える景色は、四季の移り変わり、朝靄、まばゆいばかりの日差しの中、そして夕暮れの光の中で時々神秘的な様相を呈することがある。
 その瞬間にイメージをふくらませ自然は時として魅力的なハーモニーを奏でることがある。野に咲く花、花壇に咲く花、バスケットや花瓶に飾られた花。それらは反射光とからみあい、陰にかくれて微妙に見えかくれする色の美しさに心うたれます。印象的なさわやかな日に雲を見ているとゆったりと時間が流れて、とても贅沢な時を過ごしているように思うことがある。
 そのような時間を私は大切にしたいし、絵を描く時間であってほしいと思う。

(著 本人)