神奈川県歯科医師会について一枚の絵

Vol.1307

「Souvenirs de Paris−パリのおもいで」 矢島 初子会員

 紫のバラをはじめて見た時、紫の光の色がふわっとまわりに漂っているように感じました。
 それは、芳わしき紫色の香水の香りかもしれません。
 それが、一月のまだ早い春の訪れを知らせるポエジーかもしれません。
 それからイメージが広がって色々な花が語りかけてきます。
 そしてバラは、パリのバガテル公園で見たあの良く手入れの行き届いた美しい庭園、オーストリアの山の上で風にそよそよと揺れていた名もない草花、そこでスケッチをしていた頃の思い出、スペインで見た夏のひまわり畑など、花の中から透明な光とか、風とか音楽が聞こえてきます。
 そのような雰囲気と心を綴じ込めて、これからも絵を描いていきたいと思っています。

(著 本人)