神奈川県歯科医師会について一枚の絵

Vol.1306

「夕暮れのモンサンミッシェル」 福並 郷子会員

 モンサンミッシェルはフランス北部のノルマンディにある修道院の島です。 昔の巡礼の人達は引き潮の時に渡ったそうですが、 潮が満ちてくるのが速くて間に合わずおぼれ死んだ人も居たようです。 今では堤防のように一本道路が出来てバスでも自動車でも行けます。 島は岩山なのでふーふー言いながら昇って行きました。 修道院の内部まで石段だらけなのです。 ホテルから歩いて一時間位でしたが、島内は観光客でごった返していてとてもスケッチ等出来ません。 私が行った7月は朝から雨で夕方まで降っていました。 もう少し島を近くから描きたいと思って、 僅かな時間に堤防の一本道を歩いていきましたが間もなく怪しげな雲が出てきてどしゃぶりになってしまいました。 埋立地の広い所で隠れる場所はありません。風もひどくてとても立ち上がれません。 傘の中で風雨の止むのを待っていました。やっと止んだのでホテルへ帰りお風呂に入って温まることにしました。

(著 本人)