神奈川県歯科医師会について一枚の絵

Vol.1209

「港バタビヤ茶の香り招く芭蕉の並木路」 久和 総一郎会員

 昔私が軍隊に入ってスマトラに居た頃酒保で夕方になると、このレコードをかけていました。インドネシアがまだオランダ領だった時、ジャワのジャカルタをバタビヤと言いました。オランダはジャワのお茶を運び出す為、運河を作りバタビヤ港の近くに、この鉄の跳ね橋を架けました。
 ジャカルタは今はもうインドネシア第一の都市となり、高層ビルが立ち並び車がやたらに多くなり芭蕉の並木路など、とっくになくなってしまいました。街の中には、今この跳ね橋だけが残っています。この橋は古くなっても人だけは渡れます。頭の上に荷物を乗せた現地の人がこの橋を渡るのを見ると、とてもぴったりつり合って嬉しくなります。
 橋からもっと港寄りに残る古い建物を持ってきてこんな画を作りました。

(著 本人)