神奈川県歯科医師会について一枚の絵

Vol.1205

「桃の花の咲く頃」 山田 哲司会員

 「山も畑も一面ピンクの絨毯」を期待して、4月半ばの山梨を訪れるようになって5年になります。しかしお花見はタイミングの難しいもの、早すぎたり遅かったり、なかなか思うようにいきません。主人がこの絵を描いた年は、一宮につくなり、桃の枝に若葉が並んでいるのを見てびっくり、遅かった!!と、がっかりしましたが、山の少し高い所に、まるで待ってくれていたかのように咲いている、満開の桃の花畑を見つけ、とても嬉しかったのを思い出します。スケッチをし、見晴らしのよい公園で孫達と遊び、名物のほうとうの昼食、そして帰りに温泉に入ると云うのが、恒例となっていました。出来上がったこの絵をクワトロ会に出品し、その年の秋に主人は他界してしまいましたので、私達にとって思い出の深い最後の作品となりました。今年も又、4月13日に、全山、桃花満開の一宮へ行って参りました。勿論、主人も写真参加いたしました。

(著 山田 秀子)