会 長 就 任 の ご 挨 拶   

一般社団法人 神奈川県歯科医師会 会長 

鈴 木 駿 介

 
 この度、私は平成27年6月25日に開催されました、第6回定時代議員会において、平成27、28年度の役員として信任され、同日開催されました理事会において会長に指名をされました。
 私は、会長予備選挙の期間中、地域を支え、地域に支えられる神奈川県歯科医師会創り、即ち政令指定都市を含めた地域歯科医師会が主体となって、神奈川県歯科医師会を運営する組織創りを訴えて参りました。
 我が国の歯科医療は、地域やその住民と密接に係わりながら発展して参りました。私達個人開業医は、地域住民の皆様方が治療に来ていただいているお蔭で、医院の経営が成り立っていると言っても過言ではありません。そして、歯科医師の多くは地域の歯科医師会に所属し、各種健診事業や歯の衛生週間行事など、様々な歯科保健活動に参加することによって地域に貢献し、地域に対する感謝の意を表して参りました。
 こうした日本各地の地域歯科医師会の活動が、国民の歯科に対する意識を向上させ、日本全体の歯科医療や歯科保健を支え、歯科界の発展に寄与してきたのだと、私は考えております。
 超高齢社会を迎え2025年問題を抱えている我が国において、国は介護や在宅医療の充 実を図るための地域医療構想を推し進めております。そしてその中心となるのが地域包 括ケアシステムであり、システムの構築には地域歯科医師会並びに会員の協力が不可欠 であります。また当然のことではありますが、県歯並びに地域はこのような社会構造の 変化に適応した行動、即ち訪問歯科診療の一層の推進を図っていかなければなりません。 今後、地域歯科医師会が果たすべき役割はますます重要になってくることは間違いあり ません。
 私は、こうした地域の取り組みに対し、物心両面で実利のある支援を行うために、地 域の事情に精通している会員や、地域活動に積極的に関わってきた会員に新執行部へ加 わっていただきました。今後は理事者一丸となって地域の更なる活性化のために頑張っ て行く所存でございます。
 その他、歯科医師や歯科衛生士の需給問題、会員診療所の受診率や本会の組織率の向 上、公益社団法人への移行やそれに付随する福祉共済制度の見直し等々、県歯は多くの 課題を抱えています。中でも重要なのは県民に対する広報活動ではないかと思っています。
 昨今、歯科保健・医療の重要性がマスコミに取り上げられてはいますが、必ずしも受診率向上には繋がっていないと感じています。受診率の向上は、結果として県民の健康増進や会員の経営の安定に大きく寄与する、との視点で広報の在り方を検討して参ります。 私は、定款に謳われています「歯科医師を代表する公益団体として、医道の高揚、県民歯科医療の確立、公衆衛 生・歯科保健の啓発、並びに歯科医学の進歩発展を図り、もって県民の健康と福祉を増進する」、との理念を大切に して会務を執行して参ります。会員皆様のご協力をお願い申し上げます。